2008年9月18日 (木) 18:36

Canonの技術者はマーケティングに不満?

Canonの技術者の EOS 5D Mark II の開発についてのコメントが掲載。センサーに関しては画期的な技術を有しているのにもかかわらず、マーケティング部門の指示で画素数競争を強いられたことに落胆しているとのこと。また、5Dの後継は、2種類のグレードの新機種で構成することを望んでいたとの感想も述べている。

正直、ネタ元がハッキリしてないからホントか嘘か分からないんだが、いかにもありそうな話なので紹介する。

先日Canonから発表されたばかりのEOS 5D Mark IIは2,110万画素の高画素機なんだが、「画素数ってこんなに必要なの?」って疑問はユーザーの間からも出ている。ただの写真好きの素人の分析だが、カメラってのは画素数を上げてもそんなに画質が良くなるわけじゃない。レンズの解像度の限界もある。観賞するにしても、パソコンのディスプレイでは表示しきれないし、印刷するにしても、これだけ大きな印刷物になると、ちょっと距離を置いて見るようになるから、細部をじっくり見たりはしなくなるもんだ。一方で、高画素化すると1画素あたりに当たる光の量は減るから、高感度になればなるほどノイズが乗りやすくなるし、色の再現性も落ちる。高画素ってのは一概に画質が良くなるとは言えなくて、むしろ画質が落ちる要素がでかいのです。
もちろん、高画素化によるデメリットを技術開発でカバーしてはいるので、カメラはどんどん高画素化していく。でも「いい加減、高画素化は必要なくない?」って意見がユーザーからは多く出ている。なのにカメラを理解していない営業の人が「高画素=高画質」だと思っちゃってるもんだから、開発陣に高画素競争を要求しているわけだ。いいカメラを作りたいと思ってる技術者・いいカメラが欲しいと思ってるユーザーからしてみれば悲しい話ですよ、ってこった。

□「カメラに2000万画素も要らない」へのコメント
おおむら | 2008年9月20日 07:18

なるほど、高画素化すると画素あたりの光の量が減る等、大変勉強になりました。

高画素化すると記録媒体も大容量かつ高速なのが必要になって、また出費増えるんだよなぁ…

ヒロム | 2008年9月20日 09:10

ついでにデータがでかくなると処理も重くなるから、CPUも高速なのが必要になるのよね。

画素は1500万画素前後で抑えて、その分をノイズ耐性や色の再現性の向上を図る方がベストバランスだと思うのです。

Nikonだと、最上位機種のD3ですら1200画素に抑えている。素人には数字上のスペックが劣ると思われるのかも知れないが、Nikonのカメラ屋としての良心だと思いますね。

ついでに言うと、コンパクトデジカメの画素数ってのは完全に数字のためのスペックです。フルサイズ一眼レフの20分の1の素子面積しかないのに、1000万画素も詰め込んで、高画素=高画質を煽って素人を呼び込んでるわけです。レンズの性能だって追いつくわけありません。せいぜい500万画素ぐらいが良心的な所だと思うんだけど、そんなの売れないからどこも作りません。

my | 2008年9月21日 17:51

文系を営業マンにするべきではないこういったハイテク商品の場合。
理系でも人当たり得意なやつはいる。

ヒロム | 2008年9月24日 23:00

理系か文系かっつうのはおいといて、
商品に理解のない営業ではみんな困るですね。

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