Canonの技術者はマーケティングに不満?
Canonの技術者の EOS 5D Mark II の開発についてのコメントが掲載。センサーに関しては画期的な技術を有しているのにもかかわらず、マーケティング部門の指示で画素数競争を強いられたことに落胆しているとのこと。また、5Dの後継は、2種類のグレードの新機種で構成することを望んでいたとの感想も述べている。
正直、ネタ元がハッキリしてないからホントか嘘か分からないんだが、いかにもありそうな話なので紹介する。
先日Canonから発表されたばかりのEOS 5D Mark IIは2,110万画素の高画素機なんだが、「画素数ってこんなに必要なの?」って疑問はユーザーの間からも出ている。ただの写真好きの素人の分析だが、カメラってのは画素数を上げてもそんなに画質が良くなるわけじゃない。レンズの解像度の限界もある。観賞するにしても、パソコンのディスプレイでは表示しきれないし、印刷するにしても、これだけ大きな印刷物になると、ちょっと距離を置いて見るようになるから、細部をじっくり見たりはしなくなるもんだ。一方で、高画素化すると1画素あたりに当たる光の量は減るから、高感度になればなるほどノイズが乗りやすくなるし、色の再現性も落ちる。高画素ってのは一概に画質が良くなるとは言えなくて、むしろ画質が落ちる要素がでかいのです。
もちろん、高画素化によるデメリットを技術開発でカバーしてはいるので、カメラはどんどん高画素化していく。でも「いい加減、高画素化は必要なくない?」って意見がユーザーからは多く出ている。なのにカメラを理解していない営業の人が「高画素=高画質」だと思っちゃってるもんだから、開発陣に高画素競争を要求しているわけだ。いいカメラを作りたいと思ってる技術者・いいカメラが欲しいと思ってるユーザーからしてみれば悲しい話ですよ、ってこった。